京都市電全車輛形式一覧

型式:800型(初期型)
N
七条大宮にて
(801〜865)
昭和25年,それまでの大型車1000型,小型車600型の対し,中型車として登場した形式である。

外観は600型を基本としているが,窓が9つになり600型よりさらにスマートなイメージを受ける。

製造当初はポールであったが,後にビューゲル化されている。

さらに,昭和43年から順次,1800型に全車両ワンマン・カー改造を受けた。

型式:800型(中期型)
N
京都駅前にて
(866〜880)
昭和28年から増備された車輛。

外観上は初期型と殆ど変わりがないが,京都市電として初めて間接制御装置を採用した。これより,床下のメンテナンス容易化のために車体側面中央部のスカートを無くしているのが,唯一の相違点である。

この車輛のうち,866〜870の5輛が,1800型へのワンマン・カー改造を受けた。

(写真は,Z型ビューゲルを設置している880型)

型式:800型(後期型)
N (881〜890)
昭和31年から増備された車輛。

他の800型と比べて,全長・窓の数などは同じであるが,前面の形状だけが,後に登場する900型と同じである。

この車輛だけが当初よりビューゲルを採用していた。この車輛だけが1800型へのワンマン改造を受けることなく,昭和48年まで活躍した。

型式:1800型

九条線にて

昭和43年より,800型からワンマン・カー改造を受けた形式。ワンマン・カーの代表的形式である。

外観的には,1600型改造時と同様,前照灯の2灯化,ワンマン・カー表示のほか,出口扉を中央に寄せ,窓を2つ分廃止した。従って,向かって右側の扉は,ガラスを嵌め込んだだけで,この窓ガラスのみ開閉ができない。

京都市電全廃の,昭和53年まで活躍した。

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