保存車両現況
型式 車番 撮影日 保存場所
500型 505 2014.3.23 梅小路公園・市電ひろば:京都市下京区観喜寺町
 梅小路公園・市電ひろばに屋外展示。

 2013年1月,突然京都市は梅小路公園を拡張整備することを発表。そこに永年倉庫に保管してきた京都市電の保存車輛を一般公開し,市電ひろばを作ることを発表した。
 しかし,実際は,あろうことか703型同様,このような「市電カフェ」なる痛い改造を受けてしまった。大正生まれの貴重な木造車輛であるが,内部は大正時代の趣きもない見世物のような印象を受ける。長らく非公開のまま保存してきただけに,見ていて居たたまれなくなった。

 市電ひろばの車両は,交通局から建設局に10年間貸与という形を取っているが,その間はこのように往年の姿も懐かしむこともできない姿のまま…ということになろうか。残念である。

[平成26年3月]
 永年人知れず倉庫内に保管されてきたが,2014年より梅小路公園で「市電ひろば」を建設,公開保存されることが決まった。
 竹田車庫で化粧直しを行い,この日の深夜に梅小路公園に移送された。
 これは,九条通りを東寺方面へ向かう「505号車」。 
 

(許可を得て撮影)
 京都市電全廃後,この505号車をはじめ,しばらく烏丸車庫内に保管されていた。
 ここに京都市は「市電記念館」をに作ることにしていたが,突如「北大路タウン」の建設が決まり,「市電記念館」の話はどこかに流れ,人知れず梅小路公園内に移設され,結果的に倉庫内に長らく保管されることになってしまった。

[平成25年5月]
 左写真は,烏丸車庫跡で一般公開されたときの写真。この時のように,懐かしさを感じさせる保存でありたいと願わずにはいられない。

[昭和57年]
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