貨物線(伏見港線)の廃線跡探訪

伏見線 中書島付近

中書島付近  
中書島南  
伏見港  
 京阪と接続した貨物線は,波止場に沿って走ります。
 資料によると,全長は384m,京阪との共用部は141m,とあるので,丁度道路の突き当たり(左写真)辺りまで伸びていたことになります。
 この辺りは,資材の物揚場だったということですね。

 さて,この
伏見港は,秀吉の時代に作られ,大坂との交通の拠点でした。江戸時代は三十石舟が往来し,明治時代には外輪船も就航していたようです。
 しかし,昭和30年代半ばから物流はトラック中心に変わっていったため,伏見港は急速に寂れていきます。
 この貨物線が廃止になったのは,昭和26年なので,まさにその転換期だったのかもしれません。

[平成21年3月]

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