京電・中立売線の廃線跡探訪 |
寺町二条付近
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やがて二条通りは寺町通りにぶつかりT字路になります。ここで右折し,寺町通りを北上します。 先日,長年京都市民に親しまれた書店「丸善」が10月に閉店したとニュースで話題になりました。あの梶井基次郎の小説「檸檬」で有名になった丸善です。当時,丸善は三条麩屋小路にあったそうですが,あの小説に登場する主人公がかの「檸檬」を買った果物屋が,この寺町二条の交差点を下がったところに今もあります。「八百卯」さんといって,2Fはフルーツパーラーになっています。ここは1879年創業ですから,中立売線が開業したときには既に営業していたのですね。 |
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二条から寺町通りを北へ見たところです。 この寺町通りも,二条を境に北方面は広く,南方面は狭くなっているのは,ここに市電が走っていたという証です。 [平成17年8月] |
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