京電・中立売線の廃線跡探訪 |
府庁前付近
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下立売通りを西に進むと,京都府庁の前を通ります。 元々下立売通りは,平安京の勘解由小路(かげゆこうじ)に当り,名前の由来は,昔,呉羽屋が立ち売りをしていたことから来ているようです。同様に,上立売通り,中立売通りという通りもあります。 今でこそ,下立売通りは片側一車線の狭い通りですが,当時は幹線道路だったのでしょう。わざわざこの通りに電車を開通させたのも,ここに府庁があったせいだと思います。 |
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京都府庁は,明治18年,幕末に京都守護職が置かれていた場所の跡地に作られました。左写真は府庁の旧本館ですが,これは明治37年竣工のルネッサンス様式の建物で,電車が開通した9年後の竣工となります。この前を電車が走っている風景は,近代京都を表すワンシーンだったのでしょうね。 [平成17年9月] |
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