京電・木屋町線の廃線跡探訪 |
(東洞院車庫)
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駅前を発車すると,電車は東洞院通りを北上します。線路は単線で,大正7年に京都市に買収後,昭和2年に広軌化されましたが,河原町線の延長に伴い廃止されるまで単線のままだったようです。 左写真は,東洞院通りを南に向いたところです。 |
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この通りの,七条通りと塩小路通りの中間辺りに,市内線の車両拠点となる東洞院車庫がありました。今はマンションが建っている辺り(左写真)です。当時の京電本社もここにあり,修理車庫と共に併設されていました。明治37年6月30日に,車庫に火災が発生し,一等車二両,二等車十八両,散水車一両を焼失する,という被害を被ったこともあります。 本社はその後,三哲車庫に移転し,この東洞院車庫も京都市買収時点ではなくなっています。この火災が原因で廃止されたのかどうかは分かりませんが,いつ頃なくなったかは,私が持っている限りの資料では見当たりませんでした(ご存知の方はご教示下さい)。 [平成17年8月] |
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