京電・木屋町線の廃線跡探訪

(間之町上数珠屋町)

七条停車場  
東洞院車庫
七条東洞院
七条間之町
間之町上数珠屋町
新寺町上数珠屋町
平居町
木屋町五条
木屋町松原
木屋町四条
元・立誠小学校跡
木屋町三条
木屋町御池
一之船入
木屋町二条
 間之町線は,渉成園(枳殻邸)の西側沿いの間之町通りと北側沿いの上数珠屋町通りを走り寺町通りに抜ける路線です。意外とこの路線の寿命は短く,明治34年に七条内浜(現在の七条河原町)経由に路線変更されると,早々に廃止されてしまいました。明治中期にたった6年間しか存在していなかった路線ということになります。京都市民もこの路線の存在を知っている人は少ないと思います。

 七条通りを左折した電車は,間之町通りを北上します。当時は単線だった為,下数珠屋町通り下ル(現在の皆山中学西横:左写真)に離合線がありました。
 間之町通りを北上してゆくと,やがて枳殻邸の西側を走ります。
 上数珠屋町通りの交差点です。電車はここを東(写真右方向)へ右折します。
 間之町通りは,この上数珠屋町通りから北は狭く,1車線の一方通行になっています。ここから南方向だけが道幅が広く,2車線の相互通行となっています。これは,ここまで電車が通っていたという名残りです。
 この交差点を東に向いたところです。
 間之町通りと同様に,上数珠屋町通りもここから西へは東行きの一方通行となっていますが,東へは道路幅が広く,二車線道路となっています。これも東方向へ電車が通っていた名残りです。

 上数珠屋町通りを右折した電車は,枳殻邸の北側の土塀沿いを走ります。

[平成17年8月]

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